「今年の夏は、家族でちょっと遠出しようか?」
そんな会話が始まったのは、5月のある夜。子どもたちも大きくなってきたし、せっかくだから思い出になるようなことをしてあげたい。夫も「温泉でのんびりできたら最高だな〜」なんて言っていた。でも、私の心には小さな“モヤモヤ”がありました。
——旅行って、楽しいけど、正直ちょっと不安なんですよね。
とくに小さな子どもを連れての旅行は、思った以上にエネルギーを使います。宿の設備は子ども向けかな?お風呂で騒いだら迷惑じゃないかな?ベッドから落ちない?食事は合うかな?荷物も多いし、準備も大変…。頭の中には、ひとつの期待と、いくつもの心配が入り混じっていました。
そんな中、見つけたのが「鹿の湯ホテル」でした。
サイトには“露天風呂付き客室あり”とか“貸切風呂あり”なんて言葉が並んでいて、「これなら周りに気を使わずゆっくりできそう!」とピンときたんです。さらに決め手になったのは、「スプラッシュウォーズ」の会場、オドルの森からとっても近いということ。
我が家の子どもたちはとにかく元気。どうせなら、遊びまくって、温泉でまったり…そんな一日ができたら最高だなぁと思いました。
そして迎えた夏休み。私たち家族は「オドルの森」で水しぶきを浴びながら思いっきり遊び、汗まみれになって「鹿の湯ホテル」へチェックインすることに。正直、最初はちょっと構えていたけれど、実際に泊まってみるとその不安はどこへやら。
「あ〜この宿、選んでよかった!」って、心から思えたんです。
このブログでは、実際に泊まったからこそわかる「鹿の湯ホテル」の安心ポイントを、体験ベースで丁寧にご紹介していきます。
旅行を考えているご家族の「ちょっと気になる」「ここはどうなの?」に寄り添える内容を目指しますので、最後までお付き合いいただけたら嬉しいです!
鹿の湯ホテルのレビュー評価
実際の様子は「お客様の声(口コミ)」を見るのが一番よくわかります。
📝宿泊者レビューから見えた「鹿の湯ホテル」の魅力とは?
実際に泊まった人たちのリアルな声って、宿選びでとても参考になりますよね。
鹿の湯ホテルは、楽天トラベルで【総合評価★4.42】という非常に高いスコアを獲得しています。
特に高く評価されていたのが「サービス」と「部屋」。
- スタッフのあたたかい対応や細かな気づかい
- 畳の和室や露天風呂付き客室の快適さ
- 清掃の行き届いた清潔感
などが、宿泊者の満足度を押し上げているようです。
食事(4.38)やお風呂(4.32)も高評価で、「地元食材を使った丁寧な料理が美味しかった」「貸切風呂が気兼ねなく入れて安心」といった声も多く見受けられました。
唯一、立地が少し控えめなスコア(4.02)ではありますが、駅から送迎あり+周辺に観光地が豊富なので、車移動や観光ついでの利用なら特に問題なさそうです。
総じて、“子連れにもやさしく、誰にとっても居心地のよい温泉宿”という印象が、クチコミからもしっかり伝わってきます。
実際に泊まって感じた“ここが安心だった”5つのこと
宿に着いたのは、午後4時すぎ。スプラッシュウォーズで全力で遊び倒した子どもたちは、車の中でうとうとしていて、「もう今日は外食も無理だな〜」と内心ちょっと焦り気味の私。でも、鹿の湯ホテルの入口に入った瞬間、その不安はふわっと軽くなりました。
まず驚いたのが、スタッフさんの対応のやわらかさ。子どもがまだ寝ぼけていてボーっとしているのを見て、「今日は暑かったですもんね」と笑いながらチェックインの手続きをサポートしてくれたんです。子どもにまで目線を合わせて話しかけてくれるような、そんなあたたかさがとても印象的でした。
お部屋に案内されると、ふわっと畳の香り。私たちは和室+露天風呂付きの部屋を予約していたのですが、この選択が大正解でした。ベッドではなく布団なので、子どもがベッドから落ちる心配もなく、寝るときも親子で川の字に並んでゆったり。部屋にある小さな露天風呂は温泉で、お湯も柔らかくて気持ちいい。周りを気にせず、好きな時間に家族だけでお風呂に入れるって、本当にありがたいんですね。
しかも、湯上がりには館内の無料スイーツカフェでちょっと休憩。ママである私のテンションが一気に上がったのは言うまでもありません(笑)。セルフでいただけるちょっとした焼き菓子やドリンクが置かれていて、静かなラウンジでほっと一息。正直、「子どもが中心になりがちな家族旅行だけど、“私も嬉しい”ってこういうことなんだ」と感じた時間でした。
食事も丁寧で美味しくて、子どもが苦手な食材にもさりげなく配慮してくださっているような印象。スタッフさんが「お子さま、ごはん柔らかめにしましょうか?」なんて声をかけてくださったときには、もう安心感しかありませんでした。
そして何より、全体を通して感じたのは、“子連れだから気まずい”と感じるような雰囲気がまったくなかったこと。周囲のお客さんも小さなお子さん連れの方が多くて、お互い様な空気感。子どもがちょっと騒いでも「元気ですね〜」と笑ってくれる方もいて、ホテル全体がやさしい雰囲気に包まれていました。
旅行中に「ここならまた来たいね」って子どもたちがぽろっと言ったとき、「ああ、この宿を選んで本当によかったな」って心から思えました。
よくある不安に答えます Q&A
「泊まってみてよかった!」とはいえ、私たちも予約するまではいろいろ不安でした。
特に小さなお子さん連れの旅行って、「大丈夫かな…?」って、細かいところまで気になりますよね。
ここでは、実際に私たち家族が気になっていたこと、そして“泊まってみて分かった安心ポイント”をQ&A形式でご紹介します。
子どもが騒いだら迷惑にならない?
私もこれ、すごく気にしてました。
うちの下の子はテンションが上がるとちょっと大きな声を出してしまうタイプなので、温泉なんて絶対静かにしないといけないんじゃ…と思っていたんです。
でも実際には、貸切風呂や露天風呂付き客室が選べるので、周りを気にせず入れるのが本当に助かりました。
しかも、館内はどこかほんわかとした空気が流れていて、他のお客さんもファミリーが多め。子どもの声がしても、スタッフさん含めて“温かく見守る”空気があって、私たちもだいぶ肩の力が抜けました。
食事は子ども向けの対応ある?
正直に言うと、ホテルごはんって「おいしいけど、子どもが食べられるか心配」ってよくありますよね。
鹿の湯ホテルは和食が中心なんですが、子ども向けの内容にも配慮されていたように感じました。
うちの子はお刺身が苦手なんですが、焼き魚を選べたり、ご飯を柔らかめにしてくれたり。
スタッフの方が「お子さま、ご飯少なめでも大丈夫ですよ〜」と自然に声をかけてくれたのが印象的で、「あ、このホテルは“分かってる”」と感じました。
オムツ替えやベビーカー、大丈夫?
これも気になりますよね。
オムツ替えできる場所、あるかな?ベビーカーは使える?などなど。
実際は、ロビーも広めで、館内も比較的バリアフリーに近い造りなので、ベビーカーも使いやすかったです。
お風呂の脱衣所などでの対応は事前に確認しておくのがベストですが、私たちの泊まった部屋は和室でスペースも広く、赤ちゃん連れでものびのび過ごせる印象でした。
オムツ替え用のゴミ袋も持参していましたが、スタッフさんにお願いすれば柔軟に対応してくれそうな雰囲気でしたよ。
子どもが退屈しないかな?
これは旅行先全体の話ですが、鹿の湯ホテルは近くに「スプラッシュウォーズ」「御在所ロープウェイ」「県民の森」などがあって、“遊ぶ→戻る→温泉でのんびり”の流れが作りやすいんです。
我が家は朝から水鉄砲バトルで大はしゃぎ→夕方ホテルへ→お風呂→夜はお部屋でUNO大会、という流れで、退屈どころか子どもたちは「明日もここ泊まりたい!」とリクエストしてくるほどでした(笑)
このように、最初はモヤモヤしていた不安も、実際に泊まってみると「あれ?大丈夫だったね!」に変わることがたくさんありました。
宿選びって、体験してみないと分からないことが多いからこそ、この記事が少しでも安心材料になれば嬉しいです。
鹿の湯ホテルは“子連れOK”じゃなく“子連れ歓迎”だった
「子連れOK」の宿は増えてきたけど、ほんとうに安心して過ごせるかどうかは別問題ですよね。
鹿の湯ホテルに泊まってみて、「あ、ここは“歓迎されている”と感じられる場所だ」と心から思えたので、その理由をいくつかご紹介します。
小さな気づかいが、心をふわっと軽くしてくれる
チェックインのときから、どこか“受け入れてくれている”空気が流れていました。
子どもが寝ていたら「お部屋すぐご案内しましょうか?」と配慮してくれたり、スタッフの方が笑顔で話しかけてくれたり。
大げさじゃないけど、ちょっとした気遣いが本当にありがたくて、旅の緊張がすっとほどけていきました。
子どもたちがのびのび動ける安心感
お部屋は畳の和室。ベッドではなく布団なので、転落の心配もなく、のびのびと過ごせます。
さらに、露天風呂付き客室だったので、子どもと一緒でも周囲を気にせず温泉を楽しめました。
「何時までに入らなきゃ」といったプレッシャーもなく、家族のペースで過ごせるのが最高です。
“静かにしなきゃ”から解放される空間
館内の雰囲気も柔らかくて、他の宿泊客の方もファミリー層が多め。
子どもが少し声を出しても、ピリピリするような空気はなく、「元気ですね〜」とにこやかに接してくれる方ばかりでした。
「迷惑をかけないように」じゃなく、「楽しく過ごしてね」がベースにある感じがして、親としてもすごく心がラクでした。
食事の時間も“気づき”がいっぱい
夕食のとき、席に座るなり「クッションお使いになりますか?」と自然な声かけ。
子どものご飯の量や硬さにも配慮してくれて、柔らかめのごはんに変えてくれるなど、きめ細やかな対応が印象的でした。
お味噌汁を少しこぼしてしまったときも、スタッフの方が優しく笑ってサッとナプキンを差し出してくれて、居心地の良さを感じました。
“許容”ではなく“歓迎”の宿
ただ子連れでも泊まれる、というだけじゃない。
このホテルは、子どもとの時間を大切にしている家族の気持ちに、ちゃんと寄り添ってくれていると感じました。
だからこそ、私たち家族にとって「また来たいね」と思える特別な宿になったんです。
実際に泊まってわかった!こんな人におすすめ
旅先の宿を選ぶとき、「写真だけじゃ分からないなぁ」「実際の雰囲気ってどうなんだろう…」と感じること、ありませんか?
私もそうでした。でも実際に鹿の湯ホテルに泊まってみて、「ここは、こういう人たちにこそぴったりだな」と思ったことがあります。
ここでは、私たちの体験をもとに、“こんな人にはきっと喜んでもらえるはず!”という視点でお伝えします。
アクティブに遊んで、ゆっくり休みたいファミリー
まず何より、「オドルの森」や「スプラッシュウォーズ」でたっぷり遊んだあとの宿泊先として最高でした。
森の中で全力で水鉄砲バトルして、笑って、走って、汗をかいて。
「子どもは元気だけど、大人はヘトヘト…」そんな状態で、車で10分もかからずチェックインできる安心感。
温泉に入って、畳にごろん。そこに冷たい麦茶でもあれば、もう何もいらないくらいの満足感です(笑)
“動と静のバランス”がちょうどいい、そんな宿です。
小さなお子さん連れの初心者旅行でも安心
今回の旅行は、うちの下の子にとっては“ほぼ初めての温泉旅行”でした。
泣いたり、騒いだり、寝つきが悪かったり…いろいろ心配していたけど、鹿の湯ホテルはそれを包み込んでくれるような場所でした。
子ども用の備品が充実しているわけではないけれど、その分「人のあたたかさ」で補ってくれる感じ。
和室で布団、貸切風呂で安心、そして“子連れが浮かない空気感”。どれも、初めての家族旅行にはありがたい要素ばかりでした。
旅行の“主役”を家族にしたい人へ
旅行って、ついつい「行きたい場所」や「インスタ映え」を優先しがちだけど、鹿の湯ホテルは“家族の時間”を大事にできる場所でした。
ご飯を食べる時間も、お風呂に入る時間も、誰にも邪魔されず、気兼ねなく、ただ“今ここにいる”という感覚を味わえる。
その中で、家族の笑顔やちょっとした会話が、いつもよりずっと濃く、やさしく残る気がします。
旅行の目的地が「ホテルそのもの」になることって、あまりないかもしれません。
でも鹿の湯ホテルは、そういう存在になれる場所だと思います。
最後にひとこと:迷っているなら、ぜひ一度体験してみてほしい
たしかに、初めて行く場所に不安はつきものです。
でも、私たち家族にとって鹿の湯ホテルは、その不安を「また行きたいね」という思い出に変えてくれた場所でした。
子どもと一緒に過ごす時間を、もっと楽しみたい。
そんな気持ちが少しでもあるなら、きっとこの宿が応えてくれると思います。
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