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2025夏アニメ『出禁のモグラ』考察|灯と霊の正体、社会風刺としての“不条理ホラー”を読む

アニメ
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🎬 作品概要:『出禁のモグラ』

  • タイトル:出禁のモグラ
  • よみがな:できんのもぐら
  • 公式サイトhttps://dekinnomogura.com/
  • 初回放送:2025年7月〜(TOKYO MX)

📡 地上波・BS放送

放送局放送日時
TOKYO MX毎週月曜 22:00〜(7月7日〜)
BS11毎週月曜 24:00〜(7月7日〜)
サンテレビ毎週月曜 24:30〜(7月7日〜)

🌐 配信情報

⏱ 先行配信(地上波より早い)

サービス名配信日時
Prime Video7月6日(日)22:00〜(地上波先行配信)
▶ 補足 動画配信情報へジャンプ

🧑‍💼 スタッフ

担当名前
原作江口夏実(『モーニング』(講談社)連載)
監督石踊宏
シリーズ構成・脚本藤田信三
キャラクターデザインたなべようこ
クリーチャーデザイン・総作画監督澁谷一彦
プロップデザイン與儀有美
美術監督森尾麻紀(スタジオ・ユニ)
色彩設計福田由布子
撮影監督関谷颯人
編集池田康隆
音楽長谷川智樹
音響監督山田陽
音響制作サウンドチーム・ドンファン
音楽制作エイベックス・ピクチャーズ
アニメーション制作ブレインズ・ベース
製作出禁のモグラ製作委員会

🎤 キャスト

役名声優
モグラ(百暗桃弓木)中村悠一
真木栗顕大河元気
桐原八重子藤井ゆきよ
犬飼詩魚藤田茜
猫附梗史郎村瀬歩
猫附藤史郎武内駿輔
猫附杏子種﨑敦美

『出禁のモグラ』全体像の考察まとめ(ネタバレあり)

『出禁のモグラ』(作者:江口夏実)は、2021年より『モーニング』で連載中の漫画で、2025年7月からアニメ化されています。あの世から“出禁”されてしまったという自称仙人・モグラ(百暗桃弓木)が主人公。大学生の真木と八重子が巻き込まれ、霊が見えるようになる不可思議な世界へと誘われていきます。dekinnomogura.com+5モーニング公式サイト+5RENOTE [リノート]+5

観て/読んでいて湧く疑問としては:

  • モグラはなぜあの世へ行けなくなったのか?
  • “灯(ひ)”とは何か、その意味と制約は?
  • 霊と人間との関係性、そして人間の恐怖・弱さがこの物語でどのように描かれているか?
  • 社会風刺や“不条理”というテーマが、どこまで本筋/伏線として作用しているか?

注目ポイント整理:象徴・設定・キャラクター

以下、物語/演出上特に重要・象徴的な要素。

要素内容意味/効果
モグラというキャラクター百暗桃弓木。「あの世から出禁」と自称し、死ぬことができない仙人。灯を集める使命を持つ。RENOTE [リノート]+2dekinnomogura.com+2主人公として「死」と「生」の境界を体現。他者と巻き込まれながら謎が少しずつ明かされる縦軸キャラクター。罰・使命・苦悩を持つ存在として、観る者に“神性”あるいは“反=神”の可能性を想起させる。
灯(ひ)霊から集めるもの。モグラは灯を満たすことが“あの世へ行く道”につながるとされている。RENOTE [リノート]+1灯は希望/義務/罰/存在維持のためのエネルギーという複合的な象徴。灯があることでモグラは生き(あるいは存在し)続けるが、使えば失う…という、命に似た循環性と限界を持つ。
真木・八重子らの“見えるようになる”体験モグラに関わることで、霊が見えるようになる真木と八重子。dekinnomogura.com+2モーニング公式サイト+2日常/普通であった世界に一度穴が開き、“見ざるを得なかったもの”を知ることの苦と責任。視点人物として、読者・視聴者の代理でもある。
霊と人間の関係多くの怪現象は、“人間側の苦悩・恨み・隠された感情”が源。霊はただ怖がらせるだけでなく、人間の歪みを映す鏡のように機能する。RENOTE [リノート]+1ホラー/怪異要素が“恐怖”のためだけでなく、心理描写・社会の影の部分を浮かび上がらせる役割を持つ。霊を通じて、人間の弱さ・後悔・恨み・抑圧が可視化される。
“不条理”と“社会風刺”空から広辞苑が降ってくる・救急車も警察も動かない・あの世から出禁…。日常と非日常の境界がますます揺らぐ。モーニング公式サイト+1読者を不安定な感覚へ誘い、“普通”と“非常”の差を問い直す。制度・他人・社会の無関心などへの批評性も見える。

考察展開

ここからは設定や伏線、キャラクター心理、今後の展開について考察を深めます。

モグラの罰・正体・目的

モグラがあの世から“出禁”である理由は、物語の大きな謎のひとつ。罰を受けている仙人であり、“死ぬことができない”という性質を持つ。RENOTE [リノート]+1

「灯」を集めるというのが表向きの目的だが、灯を集め続ければ“あの世”に行けるというのが真実なのか、あるいはモグラ自身がその真偽を疑っているのか。灯の使用でモグラ自身や他者の体調を回復させる必要があるとき、それがコストになり灯が減るという構造があり、実際には灯を単純に貯めることができないようになっているらしい。RENOTE [リノート]+1

また、モグラの名前「百暗桃弓木(ももゆき)」という命名には象徴的な意味があるように考えられており、「桃・弓・木」といった自然/神話的イメージとの連関がありそう。RENOTE [リノート]

この“罰”は、モグラ自身の過去の行動、あるいは他者との関係(戦時、従軍、助命など)に起因するものではないか、という説があります。RENOTE [リノート]

主人公たちの成長と視点の交錯

真木と八重子は、モグラと関わることで日常を揺さぶられ、見えなかった世界が見えるようになる。彼らの視点を通して物語の“常識外”が提示されることで、読者も「もし自分が霊を見るようになったら」とか「見えないもの・見て見ぬふりをしているもの」に目を向けざるを得ない構造になっています。

また、人間関係が物語の背景に複雑に絡んでおり、キャラクター同士の利害・恩義・過去の因縁が少しずつ明らかになることで、単なる怪奇譚を超えたドラマ性が強まっています。RENOTE [リノート]+1

灯と“あの世”の意味

灯はただの魔力エネルギーではなく、霊との関わり・人間との関係性・過去との和解などを媒介するもの。灯を集めること=過去の重荷を背負うことでもあり、灯を使うこと=他者や自身を癒すが、その分失うものもあるという二面性を持つ。

また、あの世へ行くこと=解放なのか、それとも新たなる責任・役割の継続を意味するのか。いわば“あの世”のイメージが善とも悪とも言い切れないものとして扱われている可能性がある。

社会風刺・人間の怖さ

多くの怪異(霊現象)は、人間側の不誠実さ・無理解・恨み・言葉にならない願いなどが引き金となっており、“人間が怖い”というテーマが根底にあります。霊はその象徴/結果として描かれることが多く、物理的な恐怖よりも心理的な不安・日常のズレのほうが恐怖として機能している。

また、社会制度・死・見えない存在・忘れられた記憶・人との繋がりが作品を通じて繰り返し問い直される。「誰が見ていない霊を担うのか」「他人の記憶とは何か」「後悔はどう償われるのか」などの重めの問いが、ギャグやシュールさの陰に隠れている。


今後の展開予想

以下、これまでの設定や伏線を踏まえての予測です。

  1. モグラの過去エピソードの焦点化
    戦争・従軍・死人を看取った経験・恩と罪との対比など、モグラが“あの世から出禁”となった具体的な“罪”や“責任”が明かされると思われる。
  2. 灯の真のシステムの解明
    灯を集める・使う・灯を満たすことの意味、あの世への道標としての“カンテラ”的な装置/道具の成立。灯が満杯ならば必ずあの世へ行けるのか、あるいはそれが幻想か、あるいは別の条件が存在するかが解明されるだろう。
  3. 人間関係の葛藤・対立の深化
    真木・八重子・猫附家・他のキャラクター間の関係が単なる巻き込まれから、相互に助けたり、裏切ったりする関係性へ変化していく。また、高齢者や過去の出来事が現在に影響を与えるエピソードが増える可能性。
  4. “あの世”と“この世”の境界の揺らぎ
    今は“見える・見えない”“生・死”“日常・非日常”の壁が比較的明確だが、今後その境界線が曖昧になり、“あの世”的存在がこの世で直接的に干渉する・この世の人間があの世へ近づくなどの展開が起こるかもしれない。
  5. テーマの深化:死・後悔・救済とは何か
    モグラや霊たちのエピソードを通じて、「償い」「許し」「見捨てないこと」の意味が明確に問われていく。単なる怪異ホラーやギャグでは終わらず、死をどう受け入れるか、生と死の価値とは何か、という普遍的な問いへと物語が向かう可能性が高い。

まとめと問いかけ

『出禁のモグラ』は、一見異世界ファンタジーでもホラーでもないけれど、“この世とあの世”の狭間に立つ存在を通して、人間の見えない部分・後ろめたい部分・忘れられていた思い出・恨みや恐れなどを浮かび上がらせる物語です。設定の怪しさ・不条理さ、ギャグの渋さと恐怖の混ざり合い方が、この作品をただ怖いだけでもただシュールなだけでもない、読後感/視聴後感に重さを残すものにしています。

次回以降、以下を意識しながら見ると、より深く楽しめるでしょう:

  • モグラの名前・言動・過去の断片から“仙人”としての責任や罪がどのようなものかを読み取る。
  • 灯という概念=“生命・記憶・救済・犠牲”の複数性を考察する。
  • 霊の出現=人間の言えなかったこと・しまいこんだ感情の顕在化と捉える。怪異シーンでは“怖さ”より“痛さ”や“後悔”を感じるかどうかに注目。
  • 社会との接点、制度・人間の無関心などがモグラや登場人物にどう影響しているか。

まとめ

2025年夏アニメとして放送が始まった『出禁のモグラ』は、死ねない仙人・モグラを中心に、“あの世”と“この世”の境界を描く異色のダークファンタジーです。TOKYO MXなどでの地上波放送に加え、Prime Videoでの先行配信や多彩な配信プラットフォームでも視聴可能。人間の弱さや社会の不条理を“霊”という形で描く本作は、ただのホラーではなく、見る者に問いを投げかける深いテーマ性を秘めています。今後の展開でモグラの過去や“灯”の正体がどう明かされるのか、目が離せません。


補足 動画配信情報

📶 見放題配信(7月10日(木)22:00〜順次開始)

以下のサービスで視聴可能:

  • Prime Video(一般配信)
  • アニメタイムズ
  • Lemino
  • Hulu
  • dアニメストア
  • U-NEXT
  • アニメ放題
  • Disney+
  • DMM TV
  • AnimeFesta
  • ABEMA
  • バンダイチャンネル
  • FOD
  • J:COM STREAM
  • TELASA
  • milplus(みるプラス)
  • ニコニコチャンネル
  • ニコニコ生放送

💿 レンタル配信(7月10日(木)22:00〜順次開始)

  • Rakuten TV
  • ニコニコチャンネル
  • HAPPY!動画
  • J:COM STREAM
  • TELASA
  • milplus(みるプラス)
  • MOVIE FULL+

📥 最終話放送後に順次配信予定のサービス

  • カンテレドーガ
  • music.jp
  • ビデオマーケット
  • MOVIE FULL+
  • Netflix

※配信開始日時・時間は各サービスにより異なる場合があります。最新情報は各配信サービスにてご確認ください。

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